女性用バイアグラ?ラブグラってどんな薬?

今回紹介するラブグラの主成分は「シルデナフィル」です。

この成分はED治療薬「バイアグラ」と同じ成分。

ラブグラは女性向けの医薬品なので、女性版「バイアグラ」ということになります。

EDとは男性の勃起障害の事ですから、なぜその治療薬が女性向けにリリースされているのかについて疑問を抱く人も多いことと思います。

成分や女性がバイアグラを使用した場合の有用性などについてはまた後ほど詳しく説明しますが、ここではラブグラの概要についてお話ししていきたいと思います。

この薬は女性向けに開発されたバイアグラジェネリックで、女性の不感症や不妊症治療が目的で投与される薬です。

製造、販売はインドの製薬会社「アジャンタファーマ」です。

インドのお薬というと心配する人もいるかと思われますが、インドは世界でも5本の指に入るほどの製薬大国で、特にジェネリック医薬品の分野に関しては世界トップクラスのシェアを誇っています。

また、薬に対する考え方が独特のお国柄で、禁忌でなければ複数の有効成分を掛け合わせて、両方の薬効が得られる様な独自のジェネリック医薬品開発にも意欲的に取り組んでいます。

今回の「女性向けバイアグラ」というのも日本やアメリカでは考えられない様な発想で作られているお薬といえるでしょう。

シルデナフィルについて

ではここからはラブグラの主成分である「シルデナフィル」について説明していきましょう。

この成分は言うまでもなくED(勃起障害)治療薬では世界トップシェアを誇る「バイアグラ」の主成分です。

日本では1999年に厚生労働大臣からの承認を受け、ファイザー製薬が製造販売をしている医療用治療薬です。

しかし、このバイアグラ自体本来はED治療薬として開発されたものではありません。

意外な事に「狭心症」の治療薬として開発されたという経緯を持ちます。

しかし治験の段階では狭心症に対する効果は捗々しいものではなく、被験者の男性からは「EDが改善した」という報告が相次ぎそこからED治療薬へとスイッチされた成分です。

このエピソードでは今でこそ主たる効果になっているED治療効果がもともとは副作用だったということを意味しています。

この様に副作用から新しい薬効が認定され本来の開発目的とは違う形で日の目を見た薬というのは案外多く、日本でもAGA(男性型脱毛症)の治療薬として厚労省の承認を得ている「フィナステリド(薬品名:プロペシア)」は前立腺肥大症の治療薬として開発されたという経歴を持ちます。

また、シルデナフィルには高い血流改善効果があり、「*肺動脈性高血圧症」など重症度の高い虚血性高血圧症の治療薬としても認可を得ています。

*肺動脈性高血圧症の一つとして近年話題となっているのは「エコノミークラス症候群」です。

この病気の治療の際には「バイアグラ」ではなく同じ成分でも配合量の違う「レバチオ」という薬が処方されます。

現在日本で承認されているバイアグラは25mgと50mgです。

ラブグラにはシルデナフィルクエン酸塩100mgが配合されているので、日本で入手出来るバイアグラよりもシルデナフィルの配合量が多いということになります。

また今の所バイアグラの女性への処方は認められていませんので、女性がバイアグラを正規に購入することはできませ。

したがって、ラブグラのように女性向けに開発されたバイアグラジェネリックを個人輸入代行を通じて購入することが唯一女性がシルデナフィルを入手出来る方法になります。

*未承認薬の個人輸入は合法ですが、その際も日本国内で認められている用法・用量を逸脱するような使用法を目的として購入することはできませんので、「女性用」と銘打たれたラブグラは不感症や不妊症に悩む女性にとっては大きな意味を持つと言えます。

女性への転用について

ここからは本来男性特有の病気であるED治療薬として製造されている「シルデナフィル」を女性に投与した時の効果効能について調べていきましょう。

上記のようにこの成分は元をただせば狭心症の治療薬として開発されているため、性ホルモンの量との因果関係については確立されていません。

女性も狭心症にはなりますので、「本来は」女性が飲んではいけない薬ではありません。

たまたま副作用でED改善効果が認められたためそちらにスイッチしただけのことです。

ではシルデナフィルがどの様にしてED症状に作用するのかについて説明していきましょう。

陰茎には海綿体組織というスポンジのような器官があり、そこに血液が充満する事で膨張し、硬くなります。

これが「勃起」と呼ばれる状態です。

勃起を促すのは性的興奮や異常興奮時に脳内で興奮物質がたくさん分泌されることで起こります。

この時性器付近では「サイクリックGMP」という物質が活性化しペニスへと血液を呼び込んでいます。

興奮状態以外の時は血流を性器に取られすぎない様に海面組織への血流を阻害する物質(サイクリックGMPの活性化を抑制する物質)である「PDE-5」という物質が活性化して海面組織への血流供給を制限しているという仕組みになっています。

シルデナフィルはこの「PDE-5」の働きを阻害するという作用があり、これが当初は「副作用」だったのです。

(今は主たる効果になっていますが。


ところで、この「サイクリックGMP」や「PDE-5」という物質は男性ほど多くはありませんが女性の性器付近にも存在しています。

これらの物質は「性的興奮」を得て活性化するので、女性側がペニスを受け入れる際にヴァギナを敏感にしたり、スムーズに挿入するための分泌液を促す作用があるからです。

そこで女性の不感症や不妊症にも「PDE-5」が関与しているのではないかという考えが生じ、日本でも治験レベルでは女性の不感症治療薬としてシルデナフィルの投与が研究されていて、一定の効果を挙げていると報告されています。

ただし日本では今でも女性への適用に関しては、たとえ自由診療であっても原則として認められていません。

しかしながら、個人輸入であれば入手可能なのは背景にこの様な事情が存在しているからだと考えられます。

禁忌ならびに副作用

「ラブグラ」は主成分がバイアグラと同じなので、副作用や禁忌についても同じと考えて差し支えありません。

(副作用について)

  • 1%以上の頻度で現れる一般的な副作用として:ほてり、赤ら顔、頭痛
  • 0.1〜1%未満の頻度で現れる副作用として:胸痛、動悸、頻脈(循環器系)、めまい、昏迷、傾眠(精神・神経系)、肝機能障害、悪心、胃腸障害、消化不良、口の渇き、腹痛(消化器系)、鼻炎(耳鼻科系)、関節痛、筋肉痛(筋・骨格系)、発疹(皮膚)、充血、視覚障害、結膜炎、彩視症(感覚器系)、疼痛、発熱、CPK増加(その他)

など

  • 0.1〜1%未満の頻度で現れる副作用として:異常勃起、射精障害、陰茎痛など
  • 重篤な副作用として:心筋梗塞、薬剤性ショック、失神など

*これ以外にも体調不良を覚えた場合は使用を中止して医師に相談する様にしてください。

(禁忌について)

ラブグラ(シルデナフィル)は以下の様な場合服用できない決まりになっています。

  • シルデナフィルにアレルギーを示す場合
  • 硝酸剤及びNO供与剤(ニトログリセリンなどの心臓病治療薬)を投与している患者
  • 塩酸アミオダロン(アンカロン錠)を投与されている患者
  • sGC刺激剤リオシグアド(アデムパス)を投与されている患者
  • 未成年者

(慎重を要するケースについて)

シルデナフィルには強い血管拡張作用が有るので、以下の様な身体状態の人には慎重に投与しなければなりません。

  • 心臓病、重篤な肺疾患、気管支喘息、アレルギー性疾患を有する患者
  • 高血圧で降圧剤の投与を受けている患者
  • 高齢者

など。

個人輸入代行とは?

前述した通り、ラブグラは未承認薬なので、入手するには個人輸入代行を使うことになります。

個人輸入代行とはエンドユーザーに成り代わり、薬の輸入申請業務の一切を請け負う業者の事で、ネットで購入出来る未承認薬はすべて個人輸入代行業者によって取引されていると考えてよいでしょう。

個人輸入では輸入量に制限が設けられていますが、未承認薬が入手できるため原則として購入後の服用に関してはすべて自己責任となります。

そこで信頼性のおける個人輸入業者をいかにして選ぶかが安全に薬を輸入する際のネックとなります。

業者の信頼性をチェックするにはだいたい以下の事に気をつけてサイト検索をすると良いでしょう。

  • 輸入元となる国やブローカーの情報を開示している
  • オリジナル薬保証や安全性への取り組みがきちんと明示されている
  • 業者情報がきちんと公開されている
  • 比較サイトなどでの評価が高い
  • 副作用や使用禁忌、用法用量などの薬剤情報が日本語で公開されている(能書が英語表記なので重要なポイントとなります)

などです。

これらの点がクリアになれば通常のネット通販を利用するのと同じ様な感覚で医薬品を購入することができます。

ただし、あくまでも医薬品販売ではなく、輸入代行なので在庫を販売しているわけではありません。

したがって薬の入手までには日数を要することが多いので注意してください。